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GALARGE : Serial killer  読みました

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GALARGE : Serial killer  読みました

タイトル・GALARGE : Serial killer-

作者・空き巣薔薇 亮司様

作品アドレス・https://kakuyomu.jp/works/1177354054988695991(カクヨム掲載)

ジャンル・バーチャルゲーム 殺人鬼 

■あらすじ

ハードコアVRゲーム『G.O.R.E』で、ガラージは人を殺していた。現実のストレスをゲームで発散する日々。そんな折、魔術師を名乗るキャラクター、エトセラムから交渉を持ちかけられる。

「君うちのチームに入らない?」

 

こちらは第1章 ヴィルマの殺人鬼 まで読んだ感想となります。

■文章・世界観などについて

 

プロローグに書いてあるように、ゲームの世界、それも出来るだけ忠実な世界ということで、そこに作者の想像を凝縮しているのかなと思いました。

用語集など作られているので、その点含めて、がんばって作っているのがよく見えます。

 

作品中

二話について 痛みについては 幻痛というように、きちんと説明して、作られているのがわかります。

 

六話での戦闘シーンなどはスリリングさがあり、戦闘やリアルさを重視して読ませようという努力がうかがえました。その点は戦闘が好きな人などにはウケると思います。

 

 

キャラクターとしてはエトセラムが魅力的だと思いました。

主人公とのやりとりが淡々としているけれども、きちんとゲームの内容を教えて、悪いことをしている大人。それに対して幼いけれども、残酷な主人公が対照的で絵としてはいいと思いました。

 

 

■気になった点

 

大変申し訳ない話ですが、私にはこの作品は読みづらかったです。

理由としては、プロローグが神視点三人称。第一話については、誰かの視線→次は殺される側の視線→最後は殺人鬼の一人称。

決して長くない、短いページで何回も繰り返し行われて正直、集中力が持たない、その場のシーンが理解しづらいため、スマホ、パソコンともに二回以上は読み返しをさせていただきました。

 

この視線の切り替えにはなんの意味があるのか、読みながら考えさせていただきました。

理由としては

1・いくつもの視線を追うバーチャルゲームの楽しみを味わってほしい

2・いくつもの視線から物語を楽しんでほしい

というものかな、と予想をたてました。

個人的に、視線の切り替えはバーチャルゲームでもあまりないとは思います。なので2かな、と思うのですが、申し訳ないですが、理解しづらい、集中力が切れるというので私はこの点、何度読んでもそのシーンを理解するのに通常の倍の時間を必要として、この作品については少し読むのが苦痛でした。

これについては、作者様の意図した手法が私には合わなかっただけです。

 

この視線の切り替えでいろんな視線からの読み応えを楽しみたい方などは、楽しむことは出来るとは思います。

 

 

世界観の話をすると、こちらのゲームのイメージは「アサジンクリード」のイメージが拝見しました。(世界観集については読んではおりませんので、解釈違いなどあるかと思いますが、大目に見てください)

このゲームはぱっと見たかんじ、HPバーなどが存在しないため、殺しなどがなかなか他者・自分から見て管理しづらいのかな。と読みながら思いました。(二話目・五話目であえて排してる。ゲーム情報については規制されている旨がちょこちょことは出ていますね)

これについては序のところで、あえてゲーム要素を排したと書かれていますが、その意図とはどういうものなのかとずっと考えながら読ませていただいておりましたが、現実に出来るだけ沿わせるためかなと思います。

宗教やシステム面についても、ただそれに魅力を感じるかというと私はゲームをあまりしないのも踏まえて、あまり覚えない。

ゲームとしての利点はストレスを与えつつ、それが押えられる点だと思います。このゲームは説明とルールを知る限り、かなりのストレスがあるように思えたからです。ただ好きな人は本当に好きな類のもので、この点については好みだと思います。

 

 

言葉が繰り返されているところを確認しました

第一話のところ

【獅子の如く、這うが如き疾駆(第一話・殺人鬼より引用)】こちらは 如く(き)が表現として多用されているように思います。少し読み手に理解しづらい・リズムが単調になる原因かと思います。

八話目

【「あれ、終わりか。」】文章のルールとして「」内の文字の終わりの際は【。】はつけなくていいはずです。ご確認ください。

 

 

■まとめ

戦闘好きな人などは好む世界観だと思います。

ゲームとリアルが曖昧模糊でありながら、それがどこで繋がっていくかなど伏線も張られていて、一章のところのラストのあっと言わせるところなどは面白かったと思います。

トリッキーなところが多い作品なので、それを楽しむ読み手は多いかと思います。

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